オンラインカジノの賞金には税金が掛かる！？賞金の納税義務について
オンラインカジノで頑張ってプレイして稼いだ場合に日本の法律では所得としてカウントされるのかどうか？
現状日本の法律でも特にオンラインカジノに関する法整備はあまり詳細には整備されていないので、納税に関してもいまいちわからないことも多いのではないかと思います。
また日本国内でギャンブルと言えばパチンコ、パチスロ、競馬、競艇と沢山のギャンブルがありますが、納税しているということはあまり聞いたことがないし周りでパチンコの賞金を納税しているなんてことは聞いたことないですよね？
だからオンラインカジノも同様に別にいくら勝利しても同じように納税義務なんてないから特に気にする必要なんてないと思っている方が大多数なのではないでしょうか？
ここではそんな税金の納税義務について掘り下げていこうと思っているので、必ず知っておいた方が良い情報ですので是非熟読されることをおすすめいたします。
もくじ
✅ オンラインカジノ・ギャンブルでの税金の納税義務はある？
✅ 賞金の課税対象額算出方法
✅ まとめ
オンラインカジノ・ギャンブルでの税金の納税義務はある？
ギャンブルで勝ったお金に税金がかかるなんて聞いたことないしパチンコや競馬で勝った人の誰かが税金を納めているなんて聞いたことないですよね？
だからもちろんオンラインカジノだって同じギャンブルなんだから同様に税金の納税義務なんてないと思うのが一般的だと思います。
しかし実際には、パチンコや競馬等のギャンブルで勝った賞金は【一時所得】一定額を超える収入を得た際には、納税義務が発生するのです。
この【一時所得】というのは、よくわからない方のために一時所得とされるものの定義について簡単に説明すると以下のようになります。
『一時所得とは、営利目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得』というようになっています。
すなわち会社や商売などの継続した所得ではなく偶発的、突発的に得た収入ということになります。
では宝くじ等も偶発的、突発的に得た収入に該当するのかというと宝くじに関しては購入した時点で税金が課せられていてすでに税金を支払っているのでこの限りではありません。
このような事由からギャンブルなどの賭け事で得た収入には税金の納税義務が発生するということになります。
しかし先ほども言ったようにパチンコや競馬等で納税しているなんて人は聞いたことはありませんよね？
実際には、納税義務があるもののパチンコや競馬の賞金の受け渡しは、現金で直接手渡しとなります。
このようなことから記録には残らないため国税局が詳細を把握することができないため見逃されているというのが現実なんです。
では、オンラインカジノはどうか？
オンラインカジノの賞金は現金でもらいますか？もらいませんね？
オンラインカジノの賞金を受け取るときは、必ず銀行口座に振り込まれます。
したがって受け取った額は記録されるということになります。
したがってオンラインカジノでの金銭の流れは、国税局がしっかり把握することができるため納税義務が発生するということになります。
賞金の課税対象額算出方法
オンラインカジノの賞金は銀行口座等に振込されるために課税対象となると先ほどお伝えしましたが実際には全ての賞金、すべてのプレーヤーに納税義務が課せられるわけではありません。
これは、オンラインカジノで勝利したことによって得た一時所得には、上限50万円までは特別控除がありますので年間所得が５０万円未満の方は納税義務が発生しないということになります。
しかし注意すべきポイントがあります。
それは税金の課税対象となる収入はオンラインカジノで収入が発生した時点で発生するということです。
そして通算していくときに投資分として支払った負け分の支出に関しては、経費として計上できないというところです。
これを簡単な図にすると以下のようなこととなります。
| カジノプレイ日時 | 投資額 | 損益 |
| ７月１日 | ３０万 | ２０万の利益 |
| ７月５日 | ３０万 | １００万の利益 |
| ７月１０日 | ３０万 | ３０万の損失 |
| ７月１５日 | ３０万 | ３０万の損失 |
ある人物のプレイ記録が上記のような感じだとした場合…
総投資額：３０万×４日＝１２０万円
総収益：２０万＋１００万＝１２０万―３０万×２日＝６０万円と考えそうなものですが、実際はこのような計算ではなく損失は含まず１２０万が収益となりこの１２０万円が課税対象金額となります。
そして特別控除が５０万円ありますので１２０万円―５０万円＝７０万円が申告する課税対象の一時所得額となるということになります。
これを計算式に当てはめると下記のようになります。
一時所得＝収益金額―支出額―控除額（最大５０万円）
そしてさらに課税対象額を求める場合は….
課税対象額＝一時所得金×１/2（0.5）
となります。
上記がオンラインカジノで収益を得た場合の課税対象額の算出方法になりますが、一般的にプレーヤーは、オンラインカジノを副業や趣味程度に行っていて本業である仕事での収入もありますので本業の収入をプラスした収入を確定申告時に申告する必要があります。
実際に確定申告の際に税金を支払うのは大体平均して２月中旬から４月中旬までの間となります。
本業での収入とオンラインカジノ等の収入を合算した金額は所得税として計算されて収入によった課税対象額と割合で計算された金額を税金として支払う必要があります。
オンラインカジノでは、マイアカウントから出金履歴が確認できますので印刷して税務署等にもっていけば細かい算出方法も教えてくれますので是非一度試してみてください。
まとめ
意外と知られていないオンラインカジノからの収入は課税対象となり課税責任が発生するという事ですが、事実支払い義務が発生しているにもかかわらず申告せずにいると税務局や国税庁から連絡がいって重いペナルティを課せられることもありますので、オンラインカジノで継続して稼げた場合は、しっかり申告して確定申告時に納税しましょう！！
